近年は挙式や結婚披露宴を行わないナシ婚が増えてきていますね。
実は私たち夫婦も結婚式をしていないナシ婚夫婦です。ただ結婚式をしなかった代わりに、
約1か月半にわたって、東南アジアとヨーロッパの計7か国を周る旅行に出かけました。
その中のイタリア・フィレンツェという都市でウェディングフォトを撮ってきました。
普通の結婚式は、ネット上にたくさんの口コミがあり、周りの既婚者から話を聞いたり体験談に触れる機会がたくさんあるとは思いますが、フォトウェディングの話はなかなか聞く機会ってないですよね。
私たち夫婦もネットで調べてSNSで写真をあげてる人を見つけてこんな感じだろうなとイメージを膨らませていきました。
そこで今回は、フォトウェディングって大変そう。どうしたらできるの?費用はいくらくらいかかるの?という疑問の参考になればと、私たち夫婦の体験談を書いていきたいと思います。
新婚旅行のついでにウェディングフォトを撮っちゃおう!
結婚すると新婚旅行に行く方が多いと思います。国内の旅行の方も多いかと思いますが、海外に行く方も多いと思います。せっかく海外に行くのなら、日本では絶対に撮れない街並みや景色をバックにウェデイングフォトを撮ってしまうのもありかと思います。
もちろん国内でも、伊勢神宮や東京駅、沖縄など素敵なロケーションがたくさんあるので、国内の新婚旅行でも素敵な写真が取れること間違いなしです!
自分たちがどこに旅行に行くのか、どこの国、観光地・ロケーションで撮りたいかを2人でよく話合ってみてください。
私たちは、ヨーロッパで撮りたい撮りたい!というのは2人の希望だったのですが、私はフランスのパリで撮りたいという希望で、妻はイタリアのフィレンツェで撮りたいという希望ですこし揉めました。
どちらになったかは、タイトルにある通りです(笑)
ウェディングフォトを撮影するには?
検索サイトでフォトウェディングを検索するとたくさんの会社が出てきますよね。
新婚旅行に合わせて撮影するなら、旅行会社でもウェデイングフォトプランを出していたりしますし、なかなか迷ってしまうかと思います。
どの会社を選べばいいかは、自分たちが撮りたい場所や予算によって変わってくると思います。
また、撮影したいロケーションの数や撮影枚数などで金額も大きく変わってくるので事前に、どこで撮りたいか・予算はいくらくらいかなどをしっかり話し合っておいたほうが良いです。
私たちが利用したのはラヴィファクトリーという会社でした。
ラヴィファクトリーは全国17か所にスタジオを持っており、海外もハワイやパリ・ロサンゼルスなど9か所にスタジオを持っており、ウェデイングフォトでは大手の企業です。
なぜラヴィファクトリーにお願いしたかというと、他の会社は撮影するロケーションの数が決まっておりその数によって値段が変わるというプランだったのですが、
ラヴィファクトリーは、昼間or夕方~夜の撮影、または一日かけての撮影というプラン体系で、なんだか自由そうだなという理由でした。(笑)
あとは、旅行会社のHISの海外フォトウェディングのプランは、こちらのラヴィファクトリーと提携していたので少し安心感があったのも理由です。
申し込み~撮影当日までの流れ
ざっくり流れを書くと
・資料請求 ↓ ・契約 ↓ ・衣装選び ↓ ・衣装レンタル ↓ ・撮影 |
という流れでした。
まず会社のHPから資料請求をしたのですが、ほとんどHPに書いてあることだったので、最寄りのラヴィファクトリーに相談をしに行きました。
そこで、実際に写真を見せてもらったり現地ではどんな風に撮影をしているのかお話を聞いて、わからないことをいろいろ質問してきました。
私たちはヨーロッパ3週間という旅行の中での撮影だったので、空いている日や旅行の日程と相談しながら話を進めていきました。
実際は、フランスかイタリアかで迷っていたので、その日のうちには契約せずに一旦持ち帰り、後日連絡して契約した形でした。
申し込みの時期は撮影の2~3か月前には申し込みした方がよいと思います。カメラマンさんの都合だったり、ほかに撮影するカップルがいる可能性もあるので、旅行の日程が決まっていたら早めに申し込みましょう。
契約後は、併設されているスタジオでドレスやタキシードを試着しながら選びました。
種類もなかなか豊富で、かなり迷いました。
人気があったり、かなり凝ったデザインなどはプラス料金がかかる感じでしたが、プラス料金がかからないものでも素敵なドレスがありました。
優柔不断な私たちで私たちですので、ドレスもなかなか決められなかったのですが、気になったものを何着か選び試着させてもらいました。
担当してくださった方もとても親切で、全然決まらない私たちにも嫌な顔せず対応していただき、思う存分悩むことができました。(担当してくれた方すみませんでした。。。)
ドレスやタキシードが決まったら、あとは旅行の出発数日前にスタジオに衣装と取りに行くだけです。
衣装の大きさはタキシードとドレス合わせて、少し大きめのボストンバックくらいで機内持ち込み可能でした。シューズは自分たちのキャリーに入れる感じでしたが、ヘアアクセサリーなどはドレスと同じ袋に入れて持ち歩いていました。
持ち運ぶのに苦労すると思っていたのですが、重さもそれほどなくさほど大変だとは思いませんでした。
また旅行までに、撮影当日のカメラマンさんやヘアメイクスタッフ・アシスタントの方とグループLINEを作ってくださり、どんなロケーションで撮影したいか、髪形やメイクはどんな感じにしたいかといった要望を気軽に伝えることができました。
撮影当日の流れ
私たちは「フィレンツェ1日撮影」のコースをお願いしていました。
当日は朝の7時から新婦さんのヘアメイクが入ります。なかなか朝は早いですね!
その間新郎は自分でヘアセットをしたり着替えたりぼーっとしたりして時間をつぶします。
自分はスタッフの方にお願いして、ホテルの朝食をとりに行ってから着替えてました。(笑)
ヘアセット中もカメラマンさんがその風景を撮ってくれるので、部屋はきれいにしておいたほうがいいです
あと、当日はカメラマン・カメラアシスタント・ヘアメイク・メイクアシスタントさんが入るので、ホテルの部屋は大きめの部屋を予約するようにしましょう!これはウェデイングフォトを契約したときに言われると思います。
ヘアメイクが終わると街に繰り出しますが、その前のホテルの中でも階段などで撮影をしてくれます。ホテルをヨーロッパっぽい内装のホテルにしておいてよかったです。
ホテルも予算に合わせてキレイめなホテルを選んでおくと良いかもしれません。
ホテルを出ると、メイクアシスタントさんとお別れをして、カメラマンさんとメイクさん、カメラアシスタントさんの3人と一緒にフィレンツェの街を歩きながら撮影をしていきました。
私たちはドゥオーモ近くのホテルに宿泊していたので、朝一番にドゥオーモをバックに撮影をしました。フィレンツェの1番人気の観光スポットなので、昼間に行けばかなりの人が列をなしているのですが、朝も早かったこともあり人も少なく無人のドゥオーモをバックに撮影することができました。
カメラマンさん曰く、これはかなり珍しいことらしくとてもラッキーでした。
ドゥオーモ付近で撮影した後は、タクシーに乗りミケランジェロ広場に。
ミケランジェロ広場は、フィレンツェの街並みを一望できる場所であり周りにはきれいな緑があり、とても撮影スポットにはぴったりな場所でした。
ミケランジェロ広場から、ベッキオ橋へ徒歩で移動したのですが、その途中に美味しいジェラート屋さんがあるという話になり、食べたいといったら寄ってくれて、そこでジェラートを食べる風景なんかも撮影をしました。
移動途中も雰囲気のよい撮影スポットがあれば立ち寄ってくれて、撮影するなど本当にフレンドリーなスタッフの方々で自由に撮影をしていまいた。
ベッキオ橋での撮影が終わり、お昼休憩の為いったんホテルに戻りました。
また夕方から撮影再開で約3時間くらい間があったので、ホテルに近くにある美味しいお店をメイクさんに教えてもらい二人で食べに行きました。
軽く仮眠などもして、また夕方メイクさんに髪形をセットしてもらい撮影再開です。
昼間と夜で、髪形やアクセサリー(新郎もジャケットやネクタイなど)を変えることが出来るのでそれぞれ街の雰囲気に合わせて準備していけるといいと思います。
午後は、再びベッキオ橋方面に行き、細かい路地だったり路面のカフェなど夕方のフィレンツェが映える場所で撮影をして、日が暮れるころにウフィツィ美術館でライトアップされている建物をバックに撮ったり、広場にあるメリーゴーランドに乗って撮ったり夜にぴったりの場所で撮影をしました。
最後にカメラマンさんにお願いをして、ライトアップされているドゥオーモで撮影をしてもらい夜7時半くらいに一日の撮影を終えました。
メイクさんと、カメラアシスタントさんは現地に住んでいる日本人の方で、撮影の合間の移動の時などは、フィレンツェの美味しいお店を教えてもらったり、イタリアでの生活の様子など聞くことができ、とても和やかな雰囲気の中撮影をすることができました。
カメラマンさんもとても気さくで面白い方だったので、最初は撮られることに緊張していた私たちですが、だんだんと撮られることに慣れることができました。
そして何より嬉しかったのが、ウェデイングドレスとタキシード姿で街を練り歩くので、
すれ違う人達が、「アグーレ!」(イタリア語で「おめでとう!」)だったり「コングラチュレーション!」と声をかけてくれたり、「一緒に写真撮っていい?」と声をかけてくれたりして見ず知らずの人たちにお祝いしてもらえた事でした!
日本で同じように撮影をしたとしたらきっと、遠くから見られて終わりだと思うので(自分もきっと声はかけないと思います)海外の撮影ならではの楽しみを味わうことができました。
私たち夫婦は挙式を挙げない予定で、友人など周りの人たちからお祝いされる機会がほとんどないだろうと思っていたので、見ず知らずの土地でたくさんの人たちにお祝いされることができてとても幸せでした。そして日本で挙式を挙げていたら出来ない体験をする事ができたと思います。
これからフォトウェディングを撮影する方へのアドバイス
私たちが実際、海外フォトウェディングをしてみて「もっとこうしておけばよかった」といった反省点を挙げていきます。ぜひ参考にしてみてください。
・どんなシチュエーションで撮りたいかイメージを膨らませておく
現地にはどんな場所があって、自分たちはどんな格好で撮りたいかをイメージしておくことが、当日スムーズに撮影できるかのカギです!
インスタグラムなどでその土地を旅行した人の写真などをみて、ここで撮ってみたいなどイメージしておきましょう!
もしできるなら、撮影の前日などに現地をまわってみるのがいいと思います。
・ポージングを研究しておく
上記のアドバイスにも関係していますが、二人でどんなポージングで撮ってみたいか話あっておきましょう!
カメラマンさんからも「こんなポーズしてみましょう!」と声をかけてくれますが、
自分達からもこんな感じで撮ってみたいとお願いすれば写真のバリエーションが増えます!私たちはあまり考えていかなかったので、同じようなポーズの写真が多くなってしまい、カメラマンさんを困らせてしまいました。
たぶんこれが1番の反省です。。。
これも、ほかのカップルがどんな感じで撮影してるか、インスタなどで事前にみて研究しておくことをおススメします!
・小物やアクセサリーをいくつか用意しておこう!
女性なら、髪飾りやアクセサリー、男性ならスーツのベストやスカーフ・ネクタイなどをいくつか用意しておくと写真のイメージが変わると思います。
また、自分たちの思い出の品や手作りのプレートなどをもっていけば、それだけで記念の写真になりますよね。
私たちは、長期の旅行でほとんど小物を持っていけなかったので、撮影の前日に現地のお花屋さんに小さなブーケを作ってもらい撮影しました。(カタコトの英語で何とか伝えました)
自分たちの旅行の荷物に余裕があれば、撮影の小物持って行ったほうがいいと思います。
ただ、あまり持っていきすぎると、撮影時の移動の邪魔になってしまう可能性もあるのでしっかり厳選して行きましょう。
・恥ずかしがらずに思いっきり撮影を楽しむ!
モデルの仕事をしていない限り、写真を撮られることになれていないので撮られるのってすごく恥ずかしいと思います。
撮影の最初のほうはそれでもいいと思います。でもそれって写真に出ちゃうんですよね!
一日中そんな感じで撮っていたらもったいないと思います。だんだん取れれることになれて来たら、カッコつけちゃっていいと思います!
そしてどんどんカメラマンさんに、「こんなポーズでとりたい!」「こんな場所で撮りたい」って伝えてみてください。向こうもプロなので多少のわがままはウェルカムでしょう!
おそらく一生で一度の機会なんですから、恥ずかしがらずに積極的に撮られちゃいましょう!
あとで、「こんな写真撮りたかった・・・」「ここで写真撮りたかったなぁ」なんて思いたくないですもんね!
帰国からアルバムが出来るまで
撮影から1か月ほどで、撮影したデータをダウンロードするためのパスワードを送ってもらいサイトから自分たちでダウンロードする仕組みになっています。データもカメラマンさんの方で加工してくれたものを送ってくれるので、すごく雰囲気の良い写真ばかりでした。
アルバムに関しては、カメラマンさんの方で出来の良い写真をアルバムに入る枚数分選んでくれて、自分たちが入れたい写真があればそれと差し替えるという形でした。
最終的にアルバムに入れる写真が決まったら、会社の方にデータを送り約1か月後にアルバムが届きます。
気になる費用は?
やはり気になるには費用ですよね?結論から言うと54万3960円でした。
内訳は
フィレンツェ1日プラン | 450000円 |
新婦衣装ランクアップ | 32400円 |
新郎シャツ購入 | 7560円 |
新郎衣装ランクアップ | 54000円 |
新郎の衣装アップの方が高いじゃないかと各方面からお叱りがきそうですが、、、(笑)
衣装に関しては自分たちで用意できればもちろんプラス料金はかかりませんし、基本料金の衣装を選べば撮影代くらいで済みます。
この金額に現地でのカフェやジェラート代がかかるくらいです。
撮影代にはヘアメイクや撮影データ400カット、アルバム代と衣装代が含まれています。
決して安くはない金額ですが、挙式・披露宴を日本でするよりはご祝儀など含めても安いのかな?といった感じでしょうか?
ちなみに半日のプランだと27万ですがアルバムがつかなくオプションで頼むといった感じです。
もっと安くフォトウェディングをしたい!という方は会社を通さず海外在住のカメラマンにとってもらうという選択肢もあります。
ロコタビのトラベロコ・フォトというサービスで好きなカメラマンさんを選んで、依頼することができます。
この場合は自分たちで衣装を用意しなければいけませんが、3・4万円くらいから依頼できます。フリーのカメラマンさんなのでカメラの腕もはっきりわかりませんが、安く抑えたいという方にはいいと思います。
まとめ
イタリア・フィレンツェでのフォトウェディングの体験談を書いてまいりましたが、参考になりましたでしょうか?
日本にはない街並みをバックに写真を撮るのも、素敵な体験だと思います。人生で一度の新婚旅行ですので、ぜひ選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
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